吾輩は司書である(20)

 吾輩、豚になる

 体重を量りました。深い意味はありません。
「あぁ、最近体重計乗ってねーなー」
 くらいのテンション。多分最後に乗った時は暑かったし、まぁ多少増えていることは予測していました。
 こういう予想は裏切らない。
 私は甘かったのだ。
 数字はある意味、大幅に私を裏切ることになる。
 想像の倍くらい増量していました。
 わぁい成長期!(白目)
 私は迷うことなくパンツを脱ぎ捨てました。
 変わりなし。
 そりゃそうです。それで元通りになるなら私は四キロのパンツを常時穿いていたことになります。ずり下がるわ。どんだけ強力なゴムだ。
 そういうわけで、麻梨、いまならお買い得の四キロ増量です。店頭販売のみ、一点限りとなっております。購入希望者は極寒の第八東北(※栃木です)まで足をお運びください。
 うわぁああああん! いっそ削がれたい! このもも肉、腹肉、二の腕、誰か綺麗に切り分けてくれればいいのに!
 これじゃぶーちゃんだよ、このままいったら確実にぶひぶひだよ! 太った麻梨なんてただの麻梨だよ……って、あれ。これじゃ今と何も変わらないな?
 原因を考えてみました。

 一.日頃のあれこれの不摂生。
 二.母ちゃんの飯が美味い。
 三.年明けてから運動していない。
 四.飲酒
 五.趣味の糖分接種

 すごいぞぉ。思い当る事が片手で収まらないぞぉ!
 小指を折った次点で数えることをやめました。
 心も折れました。
 我々第八東北の民(※くどいようですが、栃木です)は死活問題レベルに寒い地域です。冬になると私のアクティブな趣味、自転車と廃墟探検が封印されます(だってコンクリ凍結しているんだもん。チャリですっ転ぶとマジで痛いんだもん)。
 するとお家でぬくぬく読書。ごろごろお菓子。仕事上がりにはハイボールとワインと……て、こんな生活していれば太るの当たり前だわ!
 自己最高記録という言葉がこれ程まで嬉しくないことってあるんですね。ぐすん。
 どうでもいいですが、体重は増えたのに胸のサイズは変わりません。空気読め脂肪。お前なら読めるはずだ。お前の就職場所は腹ではない。乳だ。乳にいけ!
 このままだと「新連載、吾輩は豚である! 〜だがしかし、胸は平地〜 麻梨の涙あり、笑いあり、ガチンコダイエット闘病記★ はたして作者は何か月で高校時代の体重まで戻れるのか?」とかやることになりそうだよ。
 ……ちょっと面白そうだなオイ。
(2015年10月24日 12時03分)